頻尿って1日何度のおしっこ?!
排尿の回数に関しては飲食物の差や体質など個人差が大きいもので、一概に何度排尿すれば頻尿である、という診断は下せません。ただ目安となるある程度の基準はありますのでご紹介しましょう。
頻尿って1日何度のおしっこ?!(つづき)
頻尿が最近、ひそかに話題です。
ひそかに・・・と言うのはやはり、尿も代表的なトラブルの1つですが、下半身の問題はおおっぴらに話せない話題ですよね。
特に親しい間柄こそ相談しにくいお悩みではないでしょうか?
「もしかして私、頻尿かも」と不安を感じている方の疑問とはずばり、「1日何回トイレに行けば頻尿なの?!」という病的かどうかのライン分けでしょう。
排尿の回数に関しては飲食物の差や体質など個人差が大きいもので、一概に何度排尿すれば頻尿である、という診断は下せません。
ただ目安となるある程度の基準はあります。
平均して日中トイレに行く回数は7回前後。量に換算すると1〜2リットルといったところです。
そしてもっともトイレに行きたくない時間帯、夜間の排尿は腎臓の自動調節機能によって、身体機能に何も問題がなければ尿意を催さないようになっています。
もちろん高年齢の方、腎臓の弱っている方は就寝中でも複数回催したくなるのがむしろ通常ですし、このケースでは一般的な頻尿とは捉えられません。
意識しないとご自身が1日にトイレに行く回数は正確には把握できないものですが、「トイレに行く回数が人よりも多いかも知れない」 「トイレの問題で日常生活に不便を感じている、精神的にも苦痛、不安を感じている」 という方は既に頻尿の恐れがあるのかもしれません。
もちろん一度気になると行きたくなってしまうのが厄介な尿意。
気にしすぎということも充分にありますが、頻尿は膀胱炎や前立腺肥大症、性感染症など他の病気のサインとして症状に表れている可能性も強くあります。
「頻尿かも・・・」まずチェックすることは?
頻尿とは文字通り頻繁に尿意を催してしまう症状です。
日常的に尿に関してお悩みの方は、「気のせいかも」と問題を曖昧にせず、一度ご自身の症状を細かく書き出してみて下さい。
1日に尿意を催す回数、時間帯(特に日中と夜間に分けます)や残尿感の有無、尿意を催してから我慢できる時間、我慢できずに漏らしてしまう回数、水分の摂取量ももちろん合わせてデータを取ります。
最近テレビなどのメディアでも、盛んに尿関係のグッズが宣伝されています。例えば頻尿にお悩みの方が回数を減らす目的で飲むドリンク、既に失禁が習慣になってしまっている方のためのパンツやナプキン・・・。
でもこれらのグッズで目先の問題だけを解決するのはおすすめできません。
ご自身でも頻尿かもしれない、と意識するほど自覚症状をお持ちの方、それらの頻尿グッズの購入をお考えになる程排尿に関してお悩みの方は、おそらくかなりの高い確率で病院でも頻尿と診断されることが予想されます。
病院では頻尿に悩む方にいきなり応急処置的なグッズを渡すことはしません。あくまで頻尿の原因を探り、症状を引き起こしている大元の病気を突き止め、治療と対策を練ります。
昔からトイレは近いから、と楽観的に頻尿問題を捉えてしまう方も少なくありませんが、頻尿を引き起こす原因となる病気は放っておいても悪化する一方です。
場合によって不妊症、膿尿や発熱、排尿困難、と更に深刻なセカンドステージに病状を進めてしまう恐れがあります。
頻尿の可能性をご自身で感じているのであれば、一度病院での診察をまずオススメします。

頻尿のタイプ
頻尿は原因によって様々な症状引き起こされ、タイプも1つではありません。
まずは一度感じた尿意を一刻も我慢できず、頻繁にトイレに駆け込まざるを得ない「尿意切迫感」タイプです。
膀胱を中心に身体が健康であれば、尿意を催してから1時間前後は排尿を我慢することができます。
けれど尿意切迫感タイプの頻尿患者さんは、尿意の訪れも突然です。
いきなり激しく尿意を催し、しかも我慢できないのが特徴。
従って走ってトイレに駆け込まざるを得ない、という症状に悩まされます。
次に度々切迫性尿もれ・・・失禁してしまうのが「切迫性尿失禁」タイプの頻尿です。
切迫性尿失禁は排尿した直後に強烈な尿意を催し、再びトイレに戻るまで排尿をこらえることができず、失禁してしまいます。
次にお子さまを出産した経験を持つ女性の方、高齢者の女性に多いのが特徴の「腹圧性尿失禁」を伴う頻尿患者さんです。
大きな声で笑う、くしゃみやせき、いきみやスポーツ時、重い荷物を持ち上げた時や急に立ち上がった際、つまり急に腹部に圧力がくわわるような場合、失禁してしまう症状です。
そして切迫性尿失禁と腹圧性尿失禁、この二つのタイプの症状を併せ持つのが混合性尿失禁です。
日常生活が常に頻尿と失禁の問題の隣り合わせですから、精神的にも相当なダメージを受けてしまいます。